「周りは高校の範囲に入っているようだけど、うちの子は中学の内容も怪しい。夏休みは先取りを頑張らせるべき? それとも総復習?」
結論からお伝えすると、成績に不安があるお子さまの場合、
夏休みの優先順位は「中学内容の総復習」が先、先取りはその後です。この記事では、その理由と、お子さまの状況に合わせた判断のしかたをご紹介します。
中高一貫校の高校内容は、中学内容の理解を前提にして積み上がっています。
数学:中学の式の計算・方程式・関数が曖昧なままだと、高校の数学Ⅰ・Aの二次関数や数と式でつまずきやすい
英語:中学の文法(時制・不定詞・関係代名詞など)が固まっていないと、高校の長文読解や文法問題で崩れやすい
理科・社会:中学範囲の基礎用語や仕組みが土台になる
つまり、中学内容に穴がある状態で先取りを進めても、「分からないところが雪だるま式に増える」状態になりがちです。むしろ、先取りの効果を高めるためにも、土台の確認が欠かせません。
お子さまの状況によって、最適な過ごし方は変わります。次のめやすで確認してみてください。
総復習を優先したほうがよいケース
直近の定期テストで、主要教科の点数が平均点を下回っている
テスト直しをしても、解説の意味が分からない問題が多い
授業で「何を言っているのか分からない」と感じる単元がある
先取りも並行してよいケース
定期テストの点数が概ね平均点前後を維持できている
分からない単元はあるが、特定の分野に限られている
学校の進度についていけていて、勉強時間にも余裕がある
判断に迷う場合は、まず「総復習から入る」を選んでおけば、大きく外すことはありません。
中1・中2・中3前半の範囲から、教科ごとに「できる・あやしい・できない」を仕分けます。使うのは、学校のワークや過去の定期テストで十分です。間違えた問題・解けなかった問題に印をつけ、それを「復習の対象リスト」にします。
すべてを同じ重さで復習する必要はありません。次の優先順位で取り組みましょう。
英語と数学(積み上げ型の主要教科)
高校でも使う基礎単元(数学の計算・関数、英語の文法)
理科・社会の暗記範囲
時間が足りない場合は、「高校内容につながる単元」から先に固めるのがコツです。
穴埋めが進んできたら、最後の1〜2週間で高校内容の入り口に触れておきます。無理に先に進む必要はなく、学校の2学期の授業の予習として、最初の単元だけ目を通しておくくらいで十分です。
夏休みの勉強計画でつまずきやすいのが、「計画を詰め込みすぎる」ことです。
1日の学習時間を最初から長く設定しすぎない
部活や休息の時間も計画に含める
週に1日は完全に休む日をつくる
計画倒れになって「やっぱり自分には無理だ」と感じさせてしまうのが、いちばんもったいないパターンです。少なめの計画を毎日確実にこなすほうが、結果的に定着します。
元々学習習慣がついていない生徒の場合、急に学習時間を増やすと負担が大きく、途中でモチベーションが切れて三日坊主で終わってしまうということが起きやすいので、勉強時間・勉強量は段階的に徐々に増やしていきましょう。
成績に不安がある場合、中3の夏休みは「総復習が先、先取りは後」が基本
判断のめやすは「定期テストの点数」と「解き直しで理解できるか」
総復習は、現状チェック→優先順位をつけて穴埋め→高校内容への橋渡し、の3ステップで
とはいえ、「何が穴なのかが自分では分からない」「計画を立てても続かない」というお子さまも多いものです。武蔵野予備校FLEXでは、お子さまの学校の進度や定期テストの結果をもとに、どこに穴があるのかを診断し、夏休みの学習計画を一緒に作成します。
武蔵野予備校FLEXでは、現役東大生講師による無料の学習相談を実施しています。お子さまの成績状況や学校のカリキュラムをお聞きしたうえで、最適な学習プランをご提案します。
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