三者面談や成績表の所見欄で、こう告げられて頭が真っ白になった保護者の方は少なくありません。
中高一貫校では、中学から高校へ上がる際に一定の成績基準を設けている学校が多く、「基準に届かない」という言葉は大きな不安につながります。
ただ、こうした場面で最初にやるべきことは、お子さまを叱ることでも、すぐに転校や他校受験を考えることでもありません。
まず事実を正確に把握し、そのうえで打てる手を整理することです。
この記事では、内部進学の基準を指摘されたときに、保護者の方が最初に確認しておきたい5つのポイントをお伝えします。
一口に「内部進学の基準」といっても、学校によって中身は大きく異なります。
学年全体の順位で見るのか、絶対評価の点数で見るのか
全教科の総合成績か、英語・数学など特定教科に条件があるのか
定期テストだけか、提出物や出席状況も含まれるのか
何学年分の成績が対象になるのか(中3の1年間だけか、中2以降か)
「なんとなく成績が悪い」ではなく、どの数字が、どの基準に、どれだけ足りていないのかを学校に確認しましょう。足りない部分が特定の教科だけであれば、取り組むべきことは大きく絞られます。
次に確認したいのが、「いつ」判定されるのかです。
最終判定は中3の何学期の成績までが対象か
次の定期テストは何回残っているか
基準に届かなかった場合の再試験や補習、面談などの救済措置はあるか
判定まで半年あるのか、あと1回のテストなのかで、取るべき戦略はまったく変わります。残り時間から逆算して、「あと何点を、どの教科で上積みするか」を具体的な目標にしていくことが大切です。
成績が基準に届かない原因は、大きく2つに分けられます。
① 直近の勉強不足型:部活や行事、生活リズムの乱れなどで、今学期だけ勉強時間が足りなかった。
② 基礎の積み残し型:中1・中2の内容が曖昧なまま進んでしまい、授業についていけなくなっている。
①であれば、学習計画の立て直しで改善しやすい傾向があります。一方②の場合は、いくら今の範囲を勉強しても点数が伸びにくいため、さかのぼって基礎を固め直す作業が必要です。
見分けるヒントは、「テスト直しをすれば解けるようになるか」です。直しをすれば理解できるなら①、直しの解説自体がそもそも分からないなら②の可能性が高いといえます。
保護者の方が焦るのと同じか、それ以上に、お子さま自身も不安や焦り、あるいは「どうせ無理だ」という諦めを抱えていることがよくあります。
内部進学の話題を出すときは、次のような順序を意識してみてください。
まず「どう思っている?」と本人の受け止めを聞く
責める言葉ではなく、「一緒に作戦を考えよう」というスタンスで話す
本人が「やりたくない」教科や単元がどこなのか、理由も含めて聞く
本人が当事者として納得しないまま、親主導で勉強量だけを増やしても、長続きしにくいものです。
最後に、視野を狭めすぎないことも大切です。
内部進学を目指して全力で取り組むことが基本線だとしても、万一のケースに備えて、他校への進学という選択肢が現実的にあり得るのか、情報だけは集めておくと気持ちに余裕が生まれます。ただし、この話を最初にお子さまに突きつけると、「見放された」と受け取られてしまうこともあるため、伝え方とタイミングには配慮が必要です。
まずは「内部進学に向けてできることを全部やる」。そのうえで、保護者の方の心の中に選択肢を持っておく、というスタンスがおすすめです。
基準に届いていない状態から改善するために大切なのは、次の3点です。
足りないのは何点分で、どの教科かを数字で把握する
原因が「直近」か「積み残し」かを見極める
判定日から逆算して、教科ごとの具体的な行動計画に落とし込む
この作業を、保護者の方とお子さまだけで進めるのは簡単ではありません。第三者の目で現状を整理するだけでも、「何から手をつければいいか」が一気にクリアになることがあります。
武蔵野予備校FLEXでは、中高一貫校に通うお子さまの成績状況を丁寧にヒアリングし、学校の進度や定期テストの状況に合わせて、一人ひとりに合った学習計画を一緒に考えます。「内部進学の基準が心配」という段階でも、お気軽にご相談ください。
武蔵野予備校FLEXでは、現役東大生講師による無料の学習相談を実施しています。お子さまの成績状況や学校のカリキュラムをお聞きしたうえで、最適な学習プランをご提案します。
無料学習相談に申し込む→